アレグリアス of フラメンコ百科事典

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このコーナーでは、フラメンコのパロ(曲種)についてご説明します。

意外と思われるかもしれませんが、ある曲があるとき、
その曲がフラメンコかどうかを決めるポイントは、実はメロディなんです。
フラメンコは各パロ(曲種)ごとに決まったメロディがあって、
パロ(曲種)によっては、ひとつのパロ(曲種)に複数のメロディがあることもります。
それらのメロディが全部集まって、フラメンコを作っています。
それぞれのメロディひとつひとつには、特に名前もついてないことが多く、
どのパロ(曲種)に含まれるかだけ決まっていて、譜面もないので、
パロ(曲種)の分類はあくまでも耳だけが頼り。
フラメンコ好きを自負される方にも、パロ(曲種)の分類はかなり難しいですね。

パロの詳しい定義はこちら

フラメンコでは、いくつかのパロ(曲種)を集めたグループ単位で、
パロの勉強をすることが一般的ですので、グループに分けてご紹介します。

第1グループ  カンティーニャス系 

LinkIconカンティーニャス系全体の説明はこちら

アレグリアス 

20050915(005).jpg


カンティーニャス系の曲で一番よく知られているのが、
このアレグリアスではないでしょうか。

アレグリアスは、カンティーニャスのグループの中でも
一番新しいカンテで、その為、
他の曲種よりリズムがはっきりしていて、
メロディも音程の高低が激しく、
歌うのにもかなりの力量を必要とします。



アレグリアスには、多くのバリエーションがあって、
生まれた場所の名前などをつけて分類されます。

多くのアレグリアスの中でも特に有名なのはカディスで生まれた 
アレグリアス・デ・カディスです。
アレグリアス・デ・カディスは、古くはアレグリアス・クラシカとも呼ばれ、
アレグリアスの基本的なスタイルといわれています。

カディスは日本人観光客や、ヨーロッパ人達の保養地としても人気がある、
アンダルシア地方の西の海に突き出す港町です。

海に突き出しているという地の利から、軍事的にも重要な場所で、
今でもNATO軍の重要な拠点となっています。

多くの戦争で重要な戦場となったカディスには、軍歌が多く存在し、
アレグリアス・デ・カディスも、元は軍歌だったものが民謡化したのち、
フラメンコ化したといわれていますす。

アレグリアスを歌う場合、普通、リズムは ”アレグリアス・ソレア” を使いますが、
1980年代には、”ブレリア” のリズムが使われていたこともありました。

アレグリアスのもう一つの側面として言えることは、
フラメンコで踊られる明るい曲の代表であるということでしょう。

踊りの場合は、カンテの部分を ”アレグリアス・ソレア” のリズムを使って 
アレグリアス・デ・カディス を歌い、後半の盛り上がりの場面では、 
”ブレリア” のリズムを使って ブレリア・デ・カディス を歌うことが普通です。

”アレグリアス・ソレア”のリズム と ”ブレリア”のリズム、
その2つのリズムを何度か行き来して違いを楽しむことが
踊る場合のポイントになり、その為、とても難易度が高いので、
スペインのコンクールでは、アレグリアスを踊る人が優勝することが多いんです。


アレグリアスで代表的な歌手 アウレリオ・セージェス、ペリコン・デ・カディス

LinkIconアレグリアス・ソレアのリズムへ

LinkIconブレリアのリズムへ



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